東京で絵画買取をする際は鑑定書があった方が有利?無いとどうなる

真贋が判別しにくく高額査定につながりにくい

絵画の鑑定書がないと作品の真贋が判別しにくくなるため、高額査定を実現するのが難しくなるでしょう。絵画の作者が亡くなった場合は作者本人による真贋の判別ができなくなるため、有名作家の作品には鑑定書が発行されるケースが多くあります。

また、鑑定書としての効力を発揮させるには、専門の鑑定機関が発行した鑑定書が必要です。鑑定書を発行した機関が権利を失った場合も、鑑定書としての効力が失われます。なお、すべての絵画に鑑定書が発行されるわけではないため、鑑定書がなくても高額で買い取られる場合もある点には留意しておきましょう。

本来の価値より大幅に査定額が下がってしまうリスクがある

鑑定書がないと、本来の価値より大幅に査定額が下がってしまうリスクがあります。鑑定書は、有名な作家が描いた絵画であることを証明するために必要です。有名作品には多くの贋作(偽物)が精巧に作られるため、本物を判別するのが難しくなります。

作品によっては鑑定書がないという理由だけで、買取りできなくなるケースも考えられるでしょう。本物であったとしても査定額が下がるどころか、売れなくなるケースもあり得ます。作品本来の価値を維持するためにも、鑑定書が発行されている場合は大切に保管しましょう。

専門的な鑑定が必要になるため高額手数料が発生するケースも

専門的な鑑定が必要になると、高額な手数料が発生するケースがあります。査定時には本物の作品であると仮定して買取額を提示されるケースがありますが、鑑定書が必要になる場合は鑑定後に買取額が決定されるのが一般的です。

専門的な鑑定には所定の手数料が必要になるため、場合によっては高額な料金が発生するかもしれません。鑑定の結果、贋作であることが認められると、買い取られることもなく手数料だけ負担することになります。たとえ本物だったとしても、手数料を差し引いた分の買取となるケースが多いため、その分買取額が減ってしまうでしょう。

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